春休みに読んだ本
この春休みはうだうだと本を読んでばかりで生産的なことはほとんどできなかったので、せめてもの足掻きとして備忘録てきなものを書き残しておく。
(順不同)
・ムラブリ
タイに住んでいる少数民族に関しての本。弊学の教員が書いてたから買ってみたけど面白く読めた。ピジンとかクレオールの概念は結構興味あるのかも。
・暇と退屈の倫理学
本題の哲学的な内容も面白かったが、導入部分の定住革命やフォード式の労働の話の方が興味深く読めた。哲学はまどろっこしくて少し苦手かも。前書きの話も面白かった。
・乳と卵
初めて川上未映子読んだけどテーマとしての既視感があって新鮮さは感じなかった。でも「」使わずに関西弁の文でつらつら続く文章は好き。
近代文学苦手だけど頑張って読んだ。素朴な話で割りかし楽しめた。
・もし僕らのことばがウィスキーであったなら
今まで多少村上春樹に抵抗感を感じてたけど、このエッセイを読んでそれが少し薄れた。たぶん本気でウィスキーとか海外の文化が好きなのがちゃんと理解できたから。これからもう少し向き合えるかも。
・羊飼いの暮らし
何度か挑戦してやっと読み通せた本。これ読めたのが春休みの一番の収穫。
・デッドエンドの思い出
表題作だけ。後書きで吉本ばななが一番思い入れのある本?と書いていてその理由もよくわかった。吉本ばななの男女の描き方はいいよね。
・悲しみよ こんにちは
最初の一文は「蹴りたい背中」並に名文だったけど内容自体は普通の?恋愛もので拍子抜けだった。タイトルと「ものうさ」という単語から喪失感のある物語を想像してたのがあまりよくなかった。でも外文はもっと読んでいきたい。