あじさい通り

日記的ななにか

某講義のリアクションペーパー

納得のいく文章が書けたし、残しておきたいからここに載せちゃう。

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最後の「多元的現実を生きる」に一番興味を惹かれました。私は横浜市金沢区に3年と少し住んでいますが、年を経るごとにこの地域の解像度が上がっていく感覚があります。地元で過ごしていたときはこの感覚はあまりなかったのですが、恐らく一人暮らしを始め行動が格段に自由になったからだと考えています。美味しい飲食店や美しい風景を見つけるごとにさながらゲームの「トロコン」のようだと感じます。3年間住んでみて大体この地域を理解したつもりではいますが、100%まで達するのはここからが難しくゼルダのブレワイのコログ集めのように根気よく周囲を歩き回る必要があるのでしょう。
また、地域の解像度が上がるとともに思い出もたくさんできました。ブックオフ六浦店に向かう途中のパン屋で食べたソーセージロールの味、金沢動物園から見る町の風景、部活の仲間と宅飲みをし京急線沿いを自転車で帰る夜明け前、海の公園の夕焼け。これらは3年間で塵積もった僕の横浜市金沢区の思い出ですが、当然学生ごとに固有の思い出があるのだと思います。そういう意味でも「同じ空間を別用に」生きているのでしょう。先生は学生時代どんな思い出がありますか。