あじさい通り

日記的ななにか

ベッド下の収納と本棚

一人暮らし3年目にして、ようやく本棚を買った。つい数か月前のことである。

それまで持っていた本は全てベッド下の収納に入れていたのだが、ゆとりは徐々になくなってきており、これから本を買う機会も増えるから、と自分を甘やかして数千円を犠牲に新しい蔵書スペースを手に入れた。

横幅は約30㎝、高さも腰あたりまでの小さな本棚ではあるが部屋の隙間にじょうずに入ってくれてけっこう満足している。もう既に本を入れる余白がほとんどないのがちょっと残念。

本棚を組み立て、持っている本を並べていると自分が見栄えを意識していることに気づく。お気に入りの小説やエッセイ、単行本や漫画、これから読みたい積読本などそれぞれでまとめて並べることにした。それまでの蔵書スペースだったベッド下の収納は当然人の目が集まらない場所で、本は乱雑に並べていた。作家や出版社ごとに並べたい気持ちも起こらず、誰かの言葉であった「一見基準がないようでもその人なりの本の並べ方がある」みたいな言葉もあまり共感していなかった。

普段その場所を目にするかしないかでこうも自分の中の意識が変わるとは思わなかった。

これからもベッド下の収納は乱雑で、本棚は見栄えを意識すると思うが、その時々で移り変わる本棚の景色と全く変わらないベッド下の収納の両方を大事にしたい。

一段目のお気に入り本たち、その下は最近推しの漫画